ホントにウソな話

100個の嘘を書きためていきます。

ホントにウソな話

その37

ホントにウソな話ですが、 わたしの母親がある日、 「ライオンって大人の虎?」 と聞いてきた。

その36

ホントにウソな話ですが、 アメリカに行った20代の頃の話です。 カリフォルニアの海でナンパされたわたしは「うちに来ない?」と誘われ、ホイホイと着いていった。 怖いもの知らずで無謀だったわたしは、着いていった先のなんともゴージャスな大邸宅に圧倒…

その35

ホントにウソな話ですが、 インドでのこと。 わたしは12年に1度だけ行われるマハ―クンバメーラーという祭を見物した。 そこでも面白い事件があったのですが、その前にカルカッタという街のある寺院に行った。 そこにあるシヴァという神様の祠で手を合わせ…

その34

ホントにウソな話ですが、 わたしは子供の頃、家の裏の田んぼでロブスターほどの大きさのザリガニを見た。 二人の友人と見たのだが、ひとりは転校してしまい、もうひとりは中学に上がる頃にはその話を憶えていないと言い出した。 いまでは裏の田圃は潰されて…

その33

ホントにウソな話ですが、 これはわたし自身の話ではない。 わたしの知り合いのSさんから聞いた話だ。Sさんはギャンブラーで公営の合法ギャンブルであれ、違法なギャンブルであれ、賭け事の名のつくものには独自の理論と嗅覚で取り組む人だった。 Sさん自…

その32

ホントにウソな話ですが、 わたしは指名手配犯とお茶を飲んだことがある。 地元の有名なチェーン珈琲店に呼び出されたわたしは、小さな新聞の切り抜きを見せられた。 『大麻栽培、道内史上ワースト1』 などという文字が紙面には躍っていた。 彼は北海道の山…

その31

ホントにウソな話ですが、 わたしは中国に一年ほど住んでいたことがある。 その時、ルームメイトだったのが韓国人のキム・テフンという男だった。 彼は韓国人社会では少しはみ出し者で、なんとなく敬遠されていた。逆に日本人のわたしとわたしの友人たちとは…

その30

ホントにウソな話ですが、 わたしの実家は、ある車種のクラシックカーの販売や修理をやっている。 若い頃から先進的だった父の趣味で、うちの実家はロッジ風で昭和の当時としては珍しい住居だった。 家の隣には洋風のガレージがあり、地域でもかなり目立つ家…

その29

ホントにウソな話だが、 わたしはインドに3回行ったことがある。 故サイババで有名な街プッタパルティで衝撃的な体験をしたことがある。 インドにはまだ物乞いが多い。子供だったり大人だったり、女性であることもあるし障害者であることもある。 帰国を控…

その28

ホントにウソな話ですが、 わたしはトム・クルーズが大好きだ。 20代のはじめの頃は、好きという気持ちがピークで、わたしは居ても立ってもいられず、トムが映画の撮影で滞在しているというメキシコに飛んだ。 はじめての海外旅行。 わたしはよりによって…

その27

ホントにウソな話ですが、 わたしは一時期、明晰夢を見る訓練をしていた。 明晰夢とは、自覚夢ともいい夢の中で「これは夢だ」と自覚することだ。 訓練のピーク時では、ある程度の確率で明晰夢を見ることができるようになってきた。 夢の中で、ある瞬間、こ…

その26

ホントにウソな話だが、 わたしは「愛」がつく県の主要都市で生まれ育った。 その中でも治安の悪い荒れたエリアで新聞配達をしていたのだが、雰囲気の悪い団地を一軒一軒回って集金するのはなかなかの難事業だった。 場末の薄汚い団地には、一癖も二癖も連中…

その25

ホントにウソな話だが、 わたしはドッペルゲンガーに会ったことがある。 ただし、それはわたし自身ではあったが、子供のわたしであった。 夏。祭りの人込みにまぎれて、ひとりの子供がわたしを真っ直ぐに見ていた。 わたしもその子供を不思議な思いで見つめ…

その24

ホントにウソな話だが、 実家の庭の植木を掘り越していると金の指輪を見つけた。 なぜこんな場所に指輪が埋まっているのか謎だ。祖父がこの家を買う以前にはこの土地は田圃だったという。 農作業中に指輪を落としたお百姓さんが居たのだろうか。 近所の買い…

その23

ホントにウソな話ですが、 わたしには娘がいる。ある日、娘が学校で友達の消しゴムを見て、色も可愛いしいい匂いもするということで、めっぽう気に入り「Yちゃん、わたしもこれ欲しい。これよかったら私の分も買ってきてよ」と頼んだらしい。 Yちゃんは「…

その22

ホントにウソな話ですが、 中学時代、うちのクラスではいじめが横行していた。 恥ずかしいことだが、わたしは加害者として関係していた。 K君という男子がいつも標的になっていたのですが、クラスの男子は面白半分に女子もいる中で彼の制服を脱がし真っ裸に…

その21

ホントにウソな話だが、 就職活動をしていた20代のはじめの頃、わたしは朝バイトをしてから専門学校の授業へ出て、夜には企業から出された課題に取り組むという生活を送っていた。 デザイン系の仕事を探してわたしは夜な夜なパソコンとにらめっこしていた…

その20

ホントにウソな話ですが、 わたしの趣味は尾行だ。 街でふとすれ違った、なんの面識をない人間の後をつける。 あいては尾行される心当たりなどないのだから、警戒心はない。大抵、目的地にたどり着くまではその後をつけることができた。 とりたてて興味深い…

その19

ホントにウソな話ですが、 わたしは十代の頃、ある暴走族に属していた。 ネイキッドモデル全盛期の当時にあって、わたしはなぜか車高の高いモトクロスを乗っていた。 ある夜、いつものように暴走行為に勤しんでいたのだが、その日は運が悪かった。警察に待ち…

その18

ホントにウソな話ですが、 わたしはある難病を患っている。 一度は症状が悪化し、生死の境を彷徨った。 なんとか症状が安定してから、数年が経ち、わたしは京都のある寺院を訊ねた。 そこで護摩木に「病気がよくなりますように」と願いを込めて書いた。 書い…

その17

ホントにウソな話ですが、 わたしは幻覚性キノコを試したことがある。 まだ規制前でしたので違法でなかったが、使用後の感想としては規制すべきだし、もう少し早くすべきだったと思う。 わたしは友人三人とコンビニのおでんといっしょにキノコを摂取し、およ…

その16

ホントにウソな話だが、 わたしには毎朝出勤で通りかかる交差点がある。 その日は、車で信号に捕まり、窓から、ふと交差点角の電柱を見るとそこにスイッチ式信号機のボタンが設置されていた。 そのボックスの上になにやら本?のようなものがあった。 いや、…

その15

ホントにウソな話だが、 ある日、わたしはレンタルDVD屋さんでDVDを借りた。 数枚のアダルトDVDをレジに置いたのだが、手続きを進めながら店員さんがこう言った。 「この〇〇という作品ですが前にも一度お借りになっています。大丈夫ですか?」 わ…

その14

ホントにウソな話ですが、 わたしは両手にますかけ線がある。 「百握り」などとも呼ばれ、天下取りの手相と言われるが、天下どころか凡人以下の身の上だ。 さらに生まれた時から2本歯が生えていた。これは魔歯とか鬼歯とか呼ばれるもので100人~200人…

その13

ホントにウソな話ですが、 小学生の頃、通学路は危険だった。 いまでは蓋がしてある用水路がその頃は開いていて、車道との隙間が狭かったから、小学生たちはビュンビュンと車が走る抜ける道をビクビクしながら帰ったものだ。 狭いのに一方通行でもないものだ…

その12

ホントにウソな話ですが、 わたしは難病と言われる潰瘍性大腸炎を患い、一時は止まらない下血と絶食のため本当に死に瀕していた。 入院中、わたしはまたもやトイレで大量の下血を引き起こし、気を失った。 眼を覚ますと輸血されており、げっそりと痩せた下半…

その11

ホントにウソな話ですが、 旅行先のアメリカでのこと。 レンタカーを借りてカリフォルニアからネヴァダへと旅をしていた時のことだ。 ある町の道路の中央分離帯が工事中らしく、黄色と黒のトラ柄の柵が百メートルほどにわたって設置されていた。 わたしたち…

その9

ホントにウソな話ですが、 わたしはある秘密結社に属している。 よく知られるフリーメイソンやイルミナティではない。中国系の結社であり、日本における人口は数十人といったところだろう。ただし、世界的にはまだまだ大きな影響力を持っている。 わたしは2…

その8

ホントにウソな話ですが、 わたしには少し変わった癖がある。変質的と見なす人もいるかもしれない。 異性の足が好きなのだ。それだけでなく足が触れたものすべてに興奮してしまう。 性欲だけでなくいろいろな欲が刺激される。 そのひとつは食欲だ。 わたしは…

その7

ホントにウソな話ですが、 わたしは日本では絶滅したと言われている狼を見たことがある。 場所はロッククライミングの盛んなK山で、友人と合流しようと傾斜地をひとりで下っていた時、ガサっと茂みが鳴った。 とっさにそちらに眼をやると、灰色の獣が跳ねる…