ホントにウソな話

100個の嘘を書きためていきます。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

その28

ホントにウソな話ですが、 わたしはトム・クルーズが大好きだ。 20代のはじめの頃は、好きという気持ちがピークで、わたしは居ても立ってもいられず、トムが映画の撮影で滞在しているというメキシコに飛んだ。 はじめての海外旅行。 わたしはよりによって…

その27

ホントにウソな話ですが、 わたしは一時期、明晰夢を見る訓練をしていた。 明晰夢とは、自覚夢ともいい夢の中で「これは夢だ」と自覚することだ。 訓練のピーク時では、ある程度の確率で明晰夢を見ることができるようになってきた。 夢の中で、ある瞬間、こ…

その26

ホントにウソな話だが、 わたしは「愛」がつく県の主要都市で生まれ育った。 その中でも治安の悪い荒れたエリアで新聞配達をしていたのだが、雰囲気の悪い団地を一軒一軒回って集金するのはなかなかの難事業だった。 場末の薄汚い団地には、一癖も二癖も連中…

その25

ホントにウソな話だが、 わたしはドッペルゲンガーに会ったことがある。 ただし、それはわたし自身ではあったが、子供のわたしであった。 夏。祭りの人込みにまぎれて、ひとりの子供がわたしを真っ直ぐに見ていた。 わたしもその子供を不思議な思いで見つめ…

その24

ホントにウソな話だが、 実家の庭の植木を掘り越していると金の指輪を見つけた。 なぜこんな場所に指輪が埋まっているのか謎だ。祖父がこの家を買う以前にはこの土地は田圃だったという。 農作業中に指輪を落としたお百姓さんが居たのだろうか。 近所の買い…

その23

ホントにウソな話ですが、 わたしには娘がいる。ある日、娘が学校で友達の消しゴムを見て、色も可愛いしいい匂いもするということで、めっぽう気に入り「Yちゃん、わたしもこれ欲しい。これよかったら私の分も買ってきてよ」と頼んだらしい。 Yちゃんは「…

その22

ホントにウソな話ですが、 中学時代、うちのクラスではいじめが横行していた。 恥ずかしいことだが、わたしは加害者として関係していた。 K君という男子がいつも標的になっていたのですが、クラスの男子は面白半分に女子もいる中で彼の制服を脱がし真っ裸に…

その21

ホントにウソな話だが、 就職活動をしていた20代のはじめの頃、わたしは朝バイトをしてから専門学校の授業へ出て、夜には企業から出された課題に取り組むという生活を送っていた。 デザイン系の仕事を探してわたしは夜な夜なパソコンとにらめっこしていた…

その20

ホントにウソな話ですが、 わたしの趣味は尾行だ。 街でふとすれ違った、なんの面識をない人間の後をつける。 あいては尾行される心当たりなどないのだから、警戒心はない。大抵、目的地にたどり着くまではその後をつけることができた。 とりたてて興味深い…

その19

ホントにウソな話ですが、 わたしは十代の頃、ある暴走族に属していた。 ネイキッドモデル全盛期の当時にあって、わたしはなぜか車高の高いモトクロスを乗っていた。 ある夜、いつものように暴走行為に勤しんでいたのだが、その日は運が悪かった。警察に待ち…

その18

ホントにウソな話ですが、 わたしはある難病を患っている。 一度は症状が悪化し、生死の境を彷徨った。 なんとか症状が安定してから、数年が経ち、わたしは京都のある寺院を訊ねた。 そこで護摩木に「病気がよくなりますように」と願いを込めて書いた。 書い…

その17

ホントにウソな話ですが、 わたしは幻覚性キノコを試したことがある。 まだ規制前でしたので違法でなかったが、使用後の感想としては規制すべきだし、もう少し早くすべきだったと思う。 わたしは友人三人とコンビニのおでんといっしょにキノコを摂取し、およ…

その16

ホントにウソな話だが、 わたしには毎朝出勤で通りかかる交差点がある。 その日は、車で信号に捕まり、窓から、ふと交差点角の電柱を見るとそこにスイッチ式信号機のボタンが設置されていた。 そのボックスの上になにやら本?のようなものがあった。 いや、…

その15

ホントにウソな話だが、 ある日、わたしはレンタルDVD屋さんでDVDを借りた。 数枚のアダルトDVDをレジに置いたのだが、手続きを進めながら店員さんがこう言った。 「この〇〇という作品ですが前にも一度お借りになっています。大丈夫ですか?」 わ…